Hola!
スペインで恋人が出来た時に話が出るかもしれない「pareja de hecho」と「結婚」。今回はpareja de hechoに必要な書類集めを最近したので、それについて書いてみました。全然わからなくて、結構スペインの方と結婚された友達などにも聞いたり、色々と調べたりしたので、参考になるかわかりませんが、記録を残すことにしました。今回は日本で集めた書類とその取得について書きました。
pareja de hecho(パレハデエチョ)とは?
pareja de hechoは公式カップルみたいなものです。事実婚みたいな感じでしょうか。日本にはない制度なので、日本では独身ということになります。ずっとpareja de hecho=居住権だと前は思っていたのですが、公式にカップルと認められることと居住権はまた別の問題ということに最近気づき、pareja de hechoが済むと、pareja de hechoによる居住するための手続きが出来るようになります。
スペインでは結構離婚が面倒で、それと比べるとpareja de hechoの方が簡単に出来るので、結婚ではなく、pareja de hechoという方も多いのですが、普通のスペイン人同士のカップルでは付き合いが長くてもpareja de hechoをしているわけではない人も多くいる感じがします。実際にスペインはものすごく離婚も多い国で、私の周りにも結構離婚を経験している人や、それによる財産や子育ての件で揉めている方、本当に色々な人がいます。
スペインの離婚とかは結構耳にするし、割と身近なところでも発生していて、結構心が痛みます。
pareja de hechoのために日本で集めた書類
日本で集めた書類について紹介します。日本で書類を集めるだけではダメで、それに証明などもつけないといけないため、それについても紹介します。
戸籍抄本 Certificado de nacimiento
まず私が手に入れたのは戸籍抄本Certificado de nacimientoです。これは比較的簡単に役所で手に入れることが出来るのですが、この際に戸籍謄本も貰うようにしましょう!区役所や行政センターなどで入手が可能です。これはあとで、独身であることを証明する書類を得るために必要になります。
婚姻要件具備証明書 Certificado de soltería o Certificado de capacidad matrimonial
これは独身であることを証明するための書類ですが、これを手に入れるために戸籍謄本が必要になりますので、これを必ず持って行きましょう。これは地方法務局で入手が可能です。私の場合は横浜にある馬車道のところにある役所でもらいました。これ、注意が必要なのはどこの法務局でも扱っているわけではないという点です。私の近所(歩いて1時間半ぐらい)で行ける場所に法務局という名前の役所があったので、そこに行ったところ、そこでは取り扱いがないとのことでした。
この書類を入手するために必要になるのは以下のものです。これは神奈川県横浜市の場合…
・申請書→ホームページからダウンロードできるけど、私はその場でもらった気がします
・申請者の戸籍謄本(なるべく発行から1か月以内のもの)
・申請者の運転免許証やパスポート等の身分証明書(写真付きのもの)→私はパスポートでOKでした
・申請者の認印
ちなみに、婚姻要件具備証明書には相手の名前(フルネーム)と生年月日も必要になりますので、そこもしっかりと確認しておきましょう。私は生年月日が怪しかったのですが、時差の関係でFacebookで調べて書きました。たまに書いていない人とかいるので、ちゃんと確認しておきましょう。
あと、当日は発行してくれないので、翌日以降に取りにくる必要がありますが、時間がない場合には切手付きの封筒を用意すれば郵送でも対応してもらえます。法務局の方、すごく親切で助かりました。
最後に外務省でアポスティーユをつけてもらう
最後に外務省のアポスティーユをつけてもらうという作業が発生します。アポスティーユはこれらの書類は本物ですということを証明するためのもので、これがないとダメなので忘れずに!
私がこれを申請した時はコロナウィルスのパンデミック下だったため、この作業は郵送で行いました。
- 証明が必要な公文書(発行日より3か月以内の原本)
- 申請書(公印確認またはアポスティーユ)→直接窓口でやってもらう際には、備え付けのものがあるそうです。
- 身分証明書→運転免許証、住基カード、パスポート、在留カードのいずれか一つで、私はパスポートを使いました。
- 委任状(代理人の方による申請のみ必要となります)
- レターパックなど返送用封筒(返送先要記入)→大事な書類ですので、少しお高いですが、追跡できるレターパックがおすすめです。
かなり出国ギリギリでこれらの作業を行い(アホなんです)、本当に焦りましたが、かなりあっさりと書類が届いたので(たしか一週間以内)、安心してください。
最後にスペイン外務省に登録されている公認翻訳士(Traductor jurado)に訳してもらう
これらが揃ったらスペイン外務省に登録されている公認翻訳士(
私はこの作業はスペインでやりました。セビージャのエルコルテの近くに公認の場所があったのでそこでお願いしましたが、めっちゃ高かったですwww
相手も相手で書類が必要なので、揃えてもらいましょう
相手も独身であることを証明する書類など、必要なものが沢山あるので、揃えてもらってください。当たり前ですが、相手も独身じゃないといけないので、そこら辺はしっかりと確認したうえで。
恋人出来たらEmpadronamientoをすぐにしておくことをおすすめする!
特にEmpadronamientoをして、何かの損をするということはないはずなので、あとで手続きをスムーズにするためにも恋人が出来たらとりあえずEmapdronamientoだけしてもらうとスムーズかとは思います。このEmpadronamientoは特に結婚とは関係ない作業で、ワーホリでスペインに来た場合はすぐすることになっています。Pisoを探す際には、Empadronamientoをしてくれるかどうかを確認した方がいいとは思いますが(安心するので)、しないで1年たって帰国する人もいます。恋人が出来た時に、しておくと一緒に住んでいたこと・長く恋人であることを証明するのに役に立つので、しておくと何かと後に便利かもしれません。
州や地域によってルールは異なるので、ちゃんと役所に確認してから手続きを
州や地域によっても、pareja de hechoの条件とかは変わってきますので、まずは必要になったらすぐにayuntamientoに聞きに行きましょう。私は大都市ではなくて、みんなが来ることもないような田舎でこの手続きをしましたが、ayuntamientoで必要書類について確認できました。
これ、スペイン人同士だと簡単らしいですが、スペイン人と外国人、外国人同士だと結構大変で、場合によっては一緒にいる期間が短いからダメだとか色々あります。実際に、私の知っている人でpareja de hechoをお金で買おうとしている人もいたので…そういうのが多い地域だととくに厳しいです。日本でもたまに聞く話かもしれませんが、国際結婚はお金になるので、やっぱりそういう嘘の結婚などを防ぐために多少厳しくなっています。
pareja de hechoと居住権は別の問題で、アンダルシアではスペイン人側の収入を見せてくださいとも言われました(私が無職なので)。そして、今現在私の居住権もどうなるかは謎です。
また需要がありそうであれば、パレハデエチョやスペインでの離婚問題などについても書いてみようかなと思います。ここまで、ありがとうございました。
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