Hola!
急にスペイン人の家族の家に引っ越すことになってから1か月が経ちました。元々はピソに住んでいたのですが、「犬を飼っているし、犬は庭のある家の方が幸せだよね、このピソ好きじゃないし!」という相方の思い付きで、家を探そう!お金貯めるために親の家にお世話になろう!ということで、急にスペイン人家族との生活が始まりました。拾った犬がきっかけでこうなるとは思ってもみませんでした。
スペインに住むとパートナーの方の親と住むということがたまに出てきます。家庭によっても、もちろん全然環境は違うと思いますが、今回はスペイン人家族との生活について書いてみました。
子どもや孫が週末でなくてもよく来る
私が住んでいる家では4人の子どもがいて、その内2人が子持ちのため、仕事をしている時にはおじいちゃん、おばあちゃんによく預けに来ます。基本的にはスーパーにぎやかです。私が住んでいる地域ではあまりいい給料の仕事や安定した仕事というのが多くありません。2008年の経済危機以降、仕事を見付けるのは難しくなっているうえ、給与も2008年より前のコントラトかその後かでもだいぶ変わってくるらしく、お金を払って子供の面倒を見てくれるサービスを使うのは難しいみたいです。だから、子育ては親の援助なしにはなかなか出来ないのが現実で、そんなこともあり、家族はすごく近くに住んでいることも多いです。兄弟間でも子どもの世話を協力しています。
スペインでは家族で集まる機会が多いからか、おじさんやおばさんに当たる人に対して、結構なれなれしいのはびっくりしました。「Pesado」とかそういう言葉をおじさんに対して使ってしまうのは結構びっくりでした。
あと、甥っ子の誕生日、クリスマスプレゼントも必須で、子どものプレゼントにこれがほしいとか色々リクエストもされるそうです…私の家のところは4人兄弟で、上2人は子どもがいなくて、下2人だけ子どもがいるので、お兄ちゃんだけ一方的に出費がかさむ方式ですww やっぱり自分の兄弟のこともというのはかわいいんでしょうね、割といつもいいものをプレゼントしています。私も妹に子どもがいたら、たぶん色々と可愛い物を買いたくなってしまうはずなので、仕方ないですね。
金銭的なものも含めて家族の助け合いもすごく多い
今私が住んでいる地域では、いい仕事を見付けるというのは本当に大変です。お金に余裕がないと家族の中で助け合うこともあるみたいで、現在は親にお金を貸したいから、貯金を続けようと言われております…でもね、ガソリンスタンド併設の売店で休日にビールとかワイン買ったりしているから、それを土曜のうちに買っておくだけでも、節約になるんですけどね、とか改善の余地は非常に多いです。
兄弟間でのお金の貸し借りも多いです。金融機関にお金借りるのはやめとけ、お金が集まった時に帰してくれたらいいから!とそんな話をよくしていますし、お兄ちゃん貯金ありそうだから、お金借りようかなみたいな話をしているのを聞いたりもします。子どもがいると貯金をするのも大変ですし、毎月月末はお金はカツカツになっていたりすることもありますが、家族の団結力が高いので、助け合って協力しています。
他には、子どもが宿題を前日まで放置して、おじやおばあちゃんにヘルプを求めていたりと、宿題などの助け合いなども活発です。宿題は結構多く出されるみたいです。すごく可愛がってもらっているのとかを見ると何だか微笑ましくもありますが、SNSを使いこなす能力あるなら自分で調べろやっていう宿題も結構ありますw
友達とは使わないタイプのスぺ語、試験に出は出ないタイプの語彙が増える
スペインの家族と住むと参考書では出ないタイプの単語を聞く機会が増えます。「クリート デ サルテン」は、フライパンの底だよ!とか色々な表現を習います。あと、キリスト教の影響も強いので「Si Dios quiere」という表現もよく耳にします。チョリート デ アグア、チョロ デ アグアなど、初めて聞く単語が沢山出てくるので、すごく面白いです。この家族はアンダルシアの人たちなので、結構日々の生活にもアンダルシア弁も多いのかもしれませんが、あまり詳しくないのでわかりません。
家庭料理を教えてくれる
ママさんは結構ごはんの作り方を教えてくれたりします。結構、気を使ってくれていて、優しくしてくれています。スペイン人家族と暮らし始める時、料理はどうする?と思いましたが、基本的には作ってもらっています。たまに私が料理を作ることもあるのですが、あまりないです。日本から持ってきたラーメンを調理したら、ママさんのお口には合わなかったらしく、あまり食べられず…味玉はきもかったらしくて、全力で拒否されました(笑)
豚の生姜焼き、からあげは喜んでもらえました!90歳のおばあちゃんは生姜焼きが大好きで「こんな味が濃いもの、食べたことないよ!」と翌日は魚を生姜焼きにしてくれと頼んできたぐらい、好みの味だったみたいです。日本食は基本的には美味しいと思われると思いますが、結構警戒されることもあるので、スペイン料理を教えてもらって作るのがいいかなと思っています。
色んな世代の人とお話が出来る
私の住んでいる家には90歳のおばあさまから3歳の女の子まで、色んな年齢の人が出入りしています。それなので、スペイン人の子どもがどんなことに興味を持っているのかを知ることが出来たり、おばあさんが若かった時のスペインの話をしてくれたり、本当に面白いです。特におばあちゃんとお喋りすることが大好きです。子ども時代のお話や、内戦のお話、自分の先祖たちの話など、色々な話題が出てきて、私はファミリーヒストリーという番組が好きだったこともあり、こういった個人の家族のルーツのお話を聞けるのがとても興味深くて、好きです。そして、あまり私に関心はなさそうだけれど、日本や歴史の話になるとめっちゃ語ってくるお父さんも楽しいし、いつもお下がりを見付けては貸してくれるお母さんもいい人です。
スペイン人家族と生活する日は急にやってくる…
スペイン人の家族と住む日は結構急にやってくるかもしれません。私は結構、同居すると聞いた時に緊張しましたが、もう今はなんだか慣れました。基本的にお父さんとお母さんはもう40歳前後の子どもたちよりもずっとしっかりとしていて、頼りがいのある方なので、安心感もあったりします。スペイン語が不便なのに、車がないと楽しめないような場所に住むことになった外国人の私を結構気の毒に思っているらしくて、「外に連れて行ってあげなさい」といつも言ってくれたり、服を貸してくれたり、すごく親切にしてもらっていて、とても助かっています。
日本でも義家族と住むなんて大変なのに、まして海外で何て!と思うかもしれませんが、意外と文化の違いを観察したりと、それなりの楽しみ方があるので、急に義家族と住むことになっても、是非楽しんでみましょう!ただ、家に自分の体に合った勉強机とかもなく、ネットサーフィン意外にすることがないため、体がさびてきているのか、めちゃくちゃ白髪が増えたことが一番つらいです。
スペインのピソを貸しだした時のことも書いてみたので、もしよろしければ見てください。ピソを貸しだしたら、意外と大変だったことについて書きました。
コメント
あなたは私たちと同じ都市、セビリアに住んでいるようです。 私たちは「日本」に住みたいという理由で日本語を学んでいる「パロマ」と「ペドロ」です。 あなたは「スペイン」に住みたいです。 私たちはその言語で互いに助け合うことができますか? 交換できます!
こんにちは、パロマさん、ペドロさん。セビリアではないのですが、その近くの町に住んでいて時々セビリアに行きます。日本語を学んでいるのですね!私はスペインで育てるので、日本語を勉強するスペインの人にも興味があるので、お話できたら楽しいですね。日本はすごくご飯も美味しくていい場所ですよ。スパムが多くて、全然コメントを見ていなかったのですが、コメントありがとうございます。